“暮らし”のコラム

暮らしのコラム044

2020.05.28

玄関の考え方

設計する段階で結構二極化するのが玄関の考え方です。
3人家族、4人家族での家の大きさが30坪から35坪程度で設計する割合が多く、お客様の考え方として、玄関や廊下は極力無駄を省き、その分、居室の広さや収納スペースを充実させたいといったご意見が非常に多いですね。
最近多く見受けられる例として、玄関スペースよりも隣接するシューズクローゼットの方が広さ的に充実しているケースです。
一方、玄関は外出する際、帰宅した際、必ず毎日通過する場所であり、仕事に出かける際はここで仕事モードのスイッチをONにしたり、また帰宅した際には、不思議と玄関ドアを開けた瞬間に肩の力が抜けたり、ホッとする気分を感じたりしますよね。
玄関自体は、滞在する場所ではなくあくまでも通過する場所だと思います。だから快適な広さを求める必要もないと思います。
一方、毎朝毎晩通過する場所であり、この場所があらゆるスイッチのONOFFをする場所になるのかとも思うので、心地良い場所で有ってほしいとも思います。

ほんとに玄関はお話をするお客様によって、とらえ方が二極化します。どれが正解かは、そのお客様が出された答えが正解だと思います。
しっかりと家族で相談して正解を導き出してください(‘ω’)ノ

044 玄関との向き合い方